築数十年の実家をなんらかの理由で譲り受けたは良いものの、寒いし、暗いし、古いし、耐震も不安だし、建て替えようかリフォームしようか・・・
今このブログを読まれている方の中にはそんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
我が家は建て替えではなくリノベーションをするという決断をしました。
しかもただの古い昭和の家ではありません。
- 築50年~60年
- 2階建ての家を曳家(ひきや)で20mくらい移動
- その後横に増築
- さらには2階を増築
- 木造住宅なのですが、一部鉄骨が含まれてもいる
というなかなか複雑な建物に仕上がっています(笑)
それだけ聞くと、それはもう替えた方が無難でしょ!って思いませんか?
最初の私がまさにそうでした。もちろん建て替えだろうと思って、新築のモデルハウス見学に行ったりしていました。
相談したリフォーム会社の営業さんも自分だったら建て替えるとおっしゃっていました。
この記事では、リノベーションに至った流れについてまとめています。
建て替えかリフォーム・リノベーションどちらにするか迷われている方には、1つの事例として参考にしていただけたら幸いです。
この記事を書いているわたくし「かじたん」は、40代2児の母。優柔不断で家事が苦手で面倒くさがりなズボラ主婦です。リノベも家事効率、生活動線がよくなることを意識した家づくりを意識しました。日々のつぶやきx ⇒ @ichinico777
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相談会に参加
計画が浮かび上がったのは、1年半くらい前です。広告で見つけた「建て替え・リノベ相談会」というようなことばに惹きつけられてリフォーム会社・新築メインの会社それぞれで相談してみました。
リフォーム会社に相談
家の現状(耐震診断、外壁、雨漏りなど)を診断してもらい適切なアドバイスを書類と共に丁寧にしていただきました。
「築50年もすれば耐震危ないですね〜」という答えが出てくるだろうと思っていたら、案外大丈夫そうという結果。ただ、増築をした時に一部鉄骨が入っていることもあり、正確な結果は出せない一部鉄骨が入っていることもあり、正確な結果は出せないそうでした。
えっ?まだリノベーションして住める可能性あるってこと?!
新築の住宅メーカーに相談
まさに「建て替えORリフォーム相談会」というものだったので、期待をしていきましたが、新築に向けての話ししかされませんでした。
新築部門とリフォーム部門で部署が違うので、今にして思えば当たり前といえば当たり前かなと理解できますが。。
他社さんでリフォームを相談してみたときも、リフォームの部門もありますという返事ではあるものの、それ以上踏み込むことはなかったなと後にして思えば思います。
新築メインのモデルハウスでリフォームのことを話しても時間の無駄^^;
見学へ行った
モデルハウス見学
最初は建て替えを考えていたので、住宅展示場へ行きました。
展示場のイベントや各メーカーのイベントで商品券がもらえるのでそれに釣られてたくさん回りました。
展示場がやってる何軒か回ると商品券がもらえるというイベントよりは、
個別に申し込んだほうがもらえる商品券は多いので個別の方がおすすめです。
予約必須なのでくれぐれも突然アポなしでいかないようにしましょう!
そのうち、3社間取りを書いてもらって、2社見積もりをもらいました。
さらに1社の営業さん・設計士さんとはかなり良い感じで話が進んでいましたが、金額が合わず・・・
見積もりしてもらった
リフォーム会社で見積もり
松竹梅のような感じで、3プランくらい作ってもらいましたが、一番安いプランでも思っていたより高くて躊躇。
金額ははっきりと書きませんが、新築並みでした。
新築の住宅メーカーで見積もり
建て替えだと地盤調査して地盤が弱かったらさらに金額アップとか。それは元の家の解体後に調査してみないとわからず、その他にも外構費も大幅にアップになりそうで、最終的な金額が不透明。
別の気になるリフォーム会社にも相談・見積もり
金額の問題がやはり一番大きく、この頃にはリフォームをする方向になっていたのですが、最初の会社の見積もり金額では踏ん切りがつかず、別の気になるリフォーム会社にも相談してみました。
予算もお伝えしていましたが、見積もりは全く予算が反映されていなくて、予算を大幅にオーバー。最初のリフォーム会社の見積もりよりももう少し高い金額でした。
いろんな会社を見て回ってなんとなくこの予算では厳しいとは思いつつも、あくまで希望なのでと思い予算を言いましたが、予算と見積もりの差額についてなにも触れられなかったことにまず疑問がわいてしまいました。
断熱についての説明も、あまり断熱が向上しそうにないなという印象で不安がつのり・・・
さらには見積もりもらってすぐに契約をせかされたのでお断りしました。
新築もされているところで、その会社が建てている家の雰囲気が好きだったのでお願いしてみたかったのですが残念です。
見積もりは設定条件などが違うので比べるのは違うのかもしれませんが、金額とできることを比べた時に最初のリフォーム会社の方が魅力的でした。
1社にお願いして回答をもらい、そこからまた別の会社にお願いするとなると、現地調査などがあるので日にちがかかり、着工・完成がどんどん遅くなってしまいます。
お互いの都合の良い日程を組むのも案外難しいことがあります。
インフルエンザやコロナになるとまた日を改めないといけなかったりもするので、相談や見積もりは大変だけどなるべく同時進行の方が良いなと思いました。
リノベーションに決めた理由
あとどのくらい住むか
私は40代、主人は50代なので、あと30~40年住むとしたらリノベーションでもいいんじゃないかと。
トータル金額が建て替えより安い
工事から住み替えにかかる全ての費用を考えるとリノベーションの方がまだ安い。それにつきます。
固定資産税が増えない
実家の固定資産税は築年数が経っているので最低ラインくらいになっています。全面リノベーションをしても固定資産税が上がらないとい情報を営業さんから教えてもらったことで、主人の気持ちも大きく動いたようです。
2024年時点の情報です。2025年4月から2階戸建のリノベーションでも建築確認申請が必要になる範囲が広がるそうです。そうなると工事費や固定資産税も上がる可能性があるようなのです。
「4号特例 廃止」で検索すると住宅会社がわかりやすく解説してくれているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
リノベーションで思わぬ誤算
そんなわけで、我が家はリノベーションになりましたが、打ち合わせしていく中で分かったことがいくつかあるのでご紹介します。
抜けない柱
実家は増築を2度しているためだったと思うのですが、抜けない柱が想定より多くありました。
家の真ん中にあった階段を移動させて開放感を出したかったけど、結局は柱が何本も残る状態・・・。
最初はショックでしたが、ここに階段があったんだな〜、ここがリノベ前はあの部屋だったんだな〜っとたまに思い出したりするのも悪くないかと考えを改めました。
柱があるならあるで、この柱の活用方法を考えたらいいじゃないかと、現在はどう活用しようか検討中です。
アスベストの撤去費用
築年数が古い家を解体するときはアスベストがある場合があるそうです。我が家ももちろん古いのでその検査をしました。もしアスベストがあれば、撤去費用がかかるところでしたが、幸いにもなかったみたい。
水道管の口径が13mm問題
昔は13mmが主流だったようですが、現在新築を建てる時などは20mmが主流のようです。実家はもちろん13mm。
13mmより20mmの方が同時に使える水の量が多いなら20mmの方がいいに決まってる!
と簡単に決められることではありませんでした。
20mmにするには工事費用がまた数十万かかります。
水道業者の方にも大丈夫だと思うといわれたこと、今と昔では生活スタイルも変化していますが、主人は特に問題なく生活できていたと言っているので、それを信じて13mmのままにしました。
後で知りましたが、13mmと20mmでは水道基本料金が違うようで、私の住む自治体では数十円の差でしたが、900円くらい違うところもありました。
1ヶ月数百円でもそれが10年20年になると大きな差になるので、生活スタイルなども考慮して決めたいところですね。
我が家は1階・2階にトイレがあって、1階はタンクレストイレを入れるつもりでしたが、水量が弱く流れにくかったらと思うと怖いので、1階もタンクありのトイレにしました。タンクレストイレ憧れるな。
まとめ
以上、リノベーションに決まるまでのことをざっと書きました。
スケルトンなのでほぼ新築同様なのですが、それでも優柔不断な私には、まっさらな状態から全てを決めていくのは大変。
ある程度制限があった方が決めやすい場合もあるので、リノベーションの方が合っていたと思います。
今は最終決定していないこともありますが、間取りも決まり、工事に入っています。
築50年以上の家がどう変わるのか、ワクワクでしかないです。
今、建て替えかリノベーションかで迷われている方も、納得のいく答えが出せますように⭐︎
最後まで読んでいただきありがございました!
かじたんノートでは暮らしの「困った」や「悩み」の解決策、商品レビューを備忘録として記事にしています。しばらくはリノベーションにまつわるアレコレを書いていけたらと思います。
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